ジェイゾロフトの飲み方や注意点について詳しく解説します

ジェイゾロフトの飲み方について

医薬品の服用を行う際には、各医薬品に定められた「正しい服用方法」というものを知り、その服用方法に沿った方法での使用を行う必要があります。ジェイゾロフトは特別な方法で服用をしなくともよく、簡単に服用できるという特徴がある医薬品です。しかし医薬品の服用方法の中には、多くの人が正しいと思っているけれども実際は誤った服用方法というものも存在しています。そういった勘違いをしたままの服用を回避するためにも、一度正しいジェイゾロフトの飲み方について知ってみましょう。

用法用量

ジェイゾロフトの用法用量についてですが、基本的には1回につき1錠、有効成分であるセルトラリン25mg分のジェイゾロフトを服用します。服用回数は1日1回から開始し、徐々に増薬を行っていき最終的には1回に4錠、セルトラリン100mg分を1日1回復用します。増薬量や増薬までのペースは性別や年齢、体型、体質等によっても異なります。そのため、増薬の際には自己判断で勝手な増薬を行わず、医師の指示に従いながら増薬を行っていくようにしましょう。

飲む時間

ジェイゾロフトを服用する時間帯についてですが、これに関しては特に指定があるわけではありません。したがって、ジェイゾロフトを服用する際には自分が最も都合の良い時間に服用することが可能となりますが、一般的には夕食後に服用を行う人が多い傾向にあります。夕食前の服用を行う理由としては、まずジェイゾロフトは食事による影響を受けないため食後の服用でも問題がないという理由が1つです。そしてその他の理由として、ジェイゾロフトは脳内のセロトニン濃度を上昇させるため、服用後セロトニンのリラックス効果によって眠気があらわれる場合があるためです。したがって、夕食後に服用し眠っても問題がない状態を作るという人は非常に多くいるのです。

飲み忘れたら

ジェイゾロフトを飲み忘れてしまった時の対処方法についてですが、基本的には飲み忘れに気がついた時に飲み忘れ分を服用します。そして次回服用時間がやってきた際には、通常通りの服用量を摂取すれば問題ありません。注意点として、飲み忘れに気がついたのが前回服用時間より48時間、つまりまる1日使用していない日が空いた場合です。その場合、前回服用分と当日服用分、合計2回分の服用を行うのではなく、当日1回分の服用のみを行うようにしましょう。

減薬方法

ジェイゾロフトの使用を終了していく際には、減薬と呼ばれる摂取量を減らす作業を開始する必要があります。減薬の方法には「薬の服用量を減らしていく」という方法、そしてもう1つ「服用間隔を開けて行く」という方法があります。

服用量を減らす場合、今まで1錠摂取していたものを1週間から2週間かけて3/4まで減らす、その後また1週間から2週間かけて1/2に減らす、といった方法で摂取量を減らしていきます。もう1つの方法は服用間隔を開けていくという方法で、これは1回あたりの服用量はそのままに服用ペースを1日1回、2日に1回、3日に1回、という風に間隔を開けていくという方法です。

飲み方の注意点

ジェイゾロフトを服用する上で知っておくべきこと、それは飲み方に付いての注意点です。薬はどのように飲むのか、という店に対しても注意を払うべきですが、それと同じように注意をする必要があることとして「どう飲んではいけないのか」といった、してはいけない飲み方についての注意をする必要があります。ここではジェイゾロフトを服用する上で注意をしないといけない飲み方について、簡単に紹介をしていきます。

OD(オーバードーズ)について

まず初めの注意すべきこと、それはODです。ODはオーバードース、もしくはオーバードーズと呼ばれる行為で、身体や精神にとって有害な症状が現れる程に多量の医薬品を服用する行為のことを指します。ODを行った場合、身体が本来必要としている量以上の成分を身体に対して吸収させるため、薬を分解する肝臓などに対しても非常に大きな負荷がかかります。そしてそれと同時に脳や心臓といった部位に対しても非常に大きな負担が発生するため、ODを行うことによって心臓麻痺が発生したり、呼吸困難が発生したりといった、命にかかわる症状を引き起こすこともあります。規定の服用量を少しでも上回る医薬品を服用すると、それはODと判断されてしまうため、ジェイゾロフトを使用する際には多くても1日辺り有効成分セルトラリン100mgまで、というのを忘れないようにしましょう。

他の薬と併用する際は医師の診断を受けてから

次に注意すべきことは「他の医薬品と併用するのは、医師に相談してから」です。ジェイゾロフトは比較的安全性の高いSSRIですが、使用されている成分の中には特定の医薬品と反応を起こし、効果に対して過剰な増減を発生させてしまう可能性もあれば、全く違った症状を引き起こすようなものもあります。したがって、ジェイゾロフトと他の医薬品を併用する際には必ず医師に併用の可否を判断してもらい、その上で併用を行うようにしましょう。

併用禁忌薬

ジェイゾロフトを使用する上で併用を行っては行けない医薬品、いわゆる併用禁忌薬と言うものについての注意です。ジェイゾロフトは以下の医薬品との併用が禁忌となっています。

  • MAO阻害剤

    セロトニンの分解が阻害され、脳内セロトニン濃度が過剰に溜まってしまうことから、セロトニン症候群を発症する恐れがあるので、併用は禁忌となっています。

  • ピモジド

    ピモジドとの併用により、ピモジドの作用時間等が過剰に増加してしまう恐れがあるため、併用は禁忌となっています。

併用注意薬

ジェイゾロフトとの併用時に注意を払う必要のある、併用注意薬は以下のような医薬品になります。

  • メチルチオニニウム演歌水和物
  • リネゾリド
  • ゾルミトリプタン
  • トラマドール
  • L-トリプトファン含有製剤
  • セイヨウオトギリソウ含有製品
  • 炭酸リチウム
  • 三環系抗うつ剤
  • ワルファリン
  • 出血傾向が増強する医薬品
  • トルブタミド
  • シメチジン
  • アルコール

これらの成分などが配合されている食品やサプリメント、医薬品との併用には注意が必要となるので、気をつけながら服用を行いましょう。

服用できない方

  • ジェイゾロフトもしくは有効成分であるセルトラリンに対して過敏症を発症した経験がある
  • MAO阻害剤を現在使用している、もしくは使用中止後14日以内である
  • ピモジドを現在使用している

この3つの条件に当てはまる場合、ジェイゾロフトの使用によって身体に重篤な健康被害をもたらす恐れがあるため、ジェイゾロフトの使用は禁忌となっています。そのため、ジェイゾロフトを使用しようと考えているのであれば、上記の条件に該当しないかどうかを確認した上で使用を行うようにしましょう。

服用に注意が必要な方

  • 肝機能障害を発症している
  • 躁うつ病を発症している
  • 自殺念慮もしくは自殺企図の既往歴がある、もしくは今現在発症している
  • 脳の器質的障害または統合失調症の素因がある
  • 衝動性の非常に高い併存障害を有している
  • てんかん等の痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある
  • 高齢者もしくは小児

以上の条件に該当する場合、ジェイゾロフトの使用時には細心の注意を払った上で使用を開始する必要があります。また、現在発症していなくとも使用中にこれらの症状が現れた際には、再処法を受ける際に医師に対して相談を行い、使用時の注意点を聞いた上で使用を再開する、もしくは使用を中断するようにしましょう。

まとめ

ジェイゾロフトを使用した精神疾患の治療を行う際には、正しい服用方法、そして注意をすべき点についてしっかりと知る必要があります。服用の際には、1日1回、規定量のジェイゾロフトを服用するというのが基本的な使用方法になります。服用の際には、過剰摂取(OD)や併用に危険が伴う医薬品、使用しては行けない症状や注意が必要な症状などに対しての細心の注意を払いながら、正しくそして安全に使用していくようにしましょう。また、ジェイゾロフトを使用し続けながら精神疾患の治療を行った際には、必ず減薬と呼ばれる物を行い、服用量を減らしていく必要があります。減薬には薬そのものを減らす方法と、薬を減らさず時間をあけていくという方法の2つがあるため、医師の指示の下、正しい方法で減薬を行っていくようにしましょう。

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