セルトラリンの効果について詳しく解説します

セルトラリンについて

セルトラリンについて

ジェイゾロフトに使用されている成分は、セルトラリンと呼ばれる成分です。セルトラリンは元々アメリカのファイザーという製薬会社が製造する「ゾロフト」というSSRIに使用されていましたが、2006年から日本ではジェイゾロフトという名称で販売されています。

セルトラリンは非常に優れた抗うつ作用などがあり、なおかつ安全性が高いという徳長のある成分です。そのため、非常に多くの人が精神疾患の治療を行う際にこのセルトラリンという成分が配合されている治療薬の使用を行っています。このセルトラリンという成分が脳のどういった部分に対して作用し、どのような使用効果を発揮してくれるのか、どういった作用をするのか、そういった部分について、ここでは説明をしていきます。

セルトラリンの効果

まずセルトラリンがどういったものなのかについての紹介です。セルトラリンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬というカテゴリに属する医薬品です。この選択的セロトニン再取り込み阻害薬というのは、脳内で分泌されるセロトニンが脳に対して再取込されるのを抑制します。再取り込みが抑制される事によって、セロトニンの量を減らすことなく、脳のシナプスという部位の間に存在するセロトニン量を増加させ、緊張や不安の緩和など、セロトニンの不足によって発生する症状の改善が可能となります。

セルトラリンが身体に対して吸収された後というのは、時間をかけて胃や腸からセルトラリンが吸収されていきます。そして吸収が完了した後は、また長い時間をかけてセルトラリンが肝臓で分解されていき、最終的には体内のセルトラリンが完全に分解されてなくなり、使用効果が切れます。セルトラリンは効果が切れるまでの時間も他のSSRIと比べて長く、一度服用すると24時間から26時間の間は使用効果が持続し続けます。したがって、少ない服用回数でしっかりとした効果を発揮し、素晴らしい治療効果を発揮してくれるのです。

セロトニンとは

セロトニンは人間や動物の脳内で分泌される物質で、リラックスや気分の高揚といった現象に影響を与えます。このセロトニンという物質は、人間の生体リズムと呼ばれる身体の活動に関するリズムや、神経内分泌、体温の調節、睡眠といった生物の活動に関係する非常に多くの要素に対して影響を与えています。

したがって、このセロトニンという物質が脳内で正常に分泌されなくなり、量が減少した状態となってしまうと、身体の多くの要素に対して影響が発生するようになります。その結果、体調不良などの肉体的な症状を引き起こすようになることもあれば、時には精神的な症状を引き起こすようになります。

ドーパミンとは

ドーパミンは脳内の中枢神経系に存在している神経伝達物質の1つで、物事に対しての喜びや楽しみ、そして活動するための意欲と繋がりがあります。

ドーパミンはアドレナリンやノルアドレナリンといった他の物質とも非常に深いつながりがあり、ドーパミンからアドレナリンやノルアドレナリンといった物質が生成されます。したがって、ドーパミンの分泌量の低下や、ドーパミンの機能異常が発生してしまうと、妄想や幻覚といった症状が特徴的な統合失調症など、精神的な疾患などを引き起こす原因となります。

ノルアドレナリンとは

ノルアドレナリンはドーパミンによって生成される物質の1つです。ノルアドレナリンはセロトニンと同じく人間の身体が正常な活動を行う際に必要となる物質です。ノルアドレナリンはセロトニンのように睡眠といったリラックスした状態を作り出すのではなく、活発な活動を促進するような作用の仕方をしてくれます。したがって、ノルアドレナリンが過剰に活動をしてしまうと意識の過剰な高揚や覚醒などを引き起こすようになります。そして逆に、ノルアドレナリンが過剰に減少してしまうと物事に対しての活動的な意欲や興味関心が低下してしまいます。

まとめ

セルトラリンはSSRIの中でも非常に優れた効果のある治療薬で、体内で分泌されるセロトニンが身体に対して再吸収されてしまい、量が減少してしまうのを防ぐことによって、脳内セロトニン濃度を上昇させる効果があります。セロトニン濃度が上昇すると、セロトニンの不足によって発生する気分の落ち込みや不安といった症状が改善すると同時に、セロトニンの分泌量が少なくノルアドレナリンが活発に動いているような状態も解消し、精神的な落ち着きなどを得ることもできます。

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